目次
- アオリイカとは
- エギングとは
- エギングの装備について
- まとめ
あらすじ
記事をご覧いただきありがとうございます。
この記事では、高級なイカとして有名なアオリイカをルアー釣りで狙うエギングについてやアオリイカの魅力についてをご紹介いたします。
アオリイカとは
スーパーではあまり見かけないイカになるのでご存じない方もいるかもしれません。
アオリイカについてご紹介いたします。
アオリイカの特徴
イカの中で王様と呼ばれており、高級なイカになります。
体長は約40から45cm、大きいものでは50cm以上、重さは6kg以上になる大型のイカでもあります。
アオリイカはスーパーなどでよく見かけるスルメイカなどの種類とは形が違います。
スルメイカは俗に言う耳部分が三角の形ですが、アオリイカは胴体側面に半円状の形をしています。
胴体もスルメイカよりも胴体の幅が大きいのも特徴です。
味がよく、歯ごたえも硬すぎないちょうどいい硬さなので寿司や刺身で食べられることが多いです。
スルメイカは大きな集団で行動しているので、漁獲量が多いですが、アオリイカは小さな集団で行動するため、漁獲量が少なく、市場価格が高くなります。
アオリイカの生涯
アオリイカの生涯は一年で終わります。
夏から秋にかけて卵から孵り、陸から近い海の藻場や岩礁域で過ごした後、冬は温かい海水を求め沖に移動します。春から夏にかけて陸に近い藻場で産卵をおこない生涯を終えます。
近年陸から近い藻場が環境の変化やウニなどによる食害によって減少しているので、個体数が減っているとされています。
エギングとは
日本の伝統的な疑似餌であるエギを、ルアー用のタックルでアオリイカをねらう釣り方をエギングといいます。
エギはエビのようなボディーのお尻に、傘状にセットされたカンナと呼ばれるハリのある疑似餌です。
魚のように口にハリをかけるのではなく、アオリイカはエサを食べるときに腕で抱き着いて襲い掛かるので、その腕にカンナを引っ掛けて釣り上げます。
その中の一つのスタイルとして、陸からエギでアオリイカを狙うのがエギングです。
エギングの特徴
一般的にエギングは陸からエギを投げ入れるキャストをしておこないます。
シャクリと言われる竿を持ち上げる動作と竿を静止させるステイを繰り返しながらアオリイカを誘うことで釣り上げます。
魚を狙うルアーフィッシングとは違い、エギを常に動かすことがないので、岩場や藻場にエギを引っ掛けることも多いです。
海流を読みながらエギを操作しなくてはならないエギングは、初心者には難しいかもしれません。
魚をなどの釣れているサインのことをアタリと言いますが、アオリイカのアタリには2種類あります。
1つ目は、魚同様に引き込むアタリです。
エギングの場合、シャクリをしている時に気づくことが多いです。エギング初心者にもわかりやすいアタリになります。
2つ目は、エギを持ち上げるアタリです。
アオリイカはエギを抱き着く時に勢いがない場合、エギを持ち上げることになります。
このアタリは、一番気づきにくいアタリです。
竿先の沈み込みなどはなく、糸が不自然にたるむことで気づくことが多いです。
上手くエギを操作し糸のたるみを極力抑えることで、気づくことができます。
エギングの魅力
エギングの魅力を3つご紹介いたします。
1つ目は、アオリイカの引きです
魚とは違い、水管と言われえる部分からジェット噴射した海水で泳ぐアオリイカは、
独特の糸の引きを味わえます。
アタリが出た直後巻き上げようとしても海に引き込まれそうになるほどの力で泳ぎます。
その引きを目当てにエギングを楽しむ方もいます。
2つ目は、釣ることに相応の知識が必要なことです。
アオリイカは、目が良い、頭が良いと言われています。
目が良いということは、エギの選定やエギの動作が重要にもなってきます。
エギの色や形は、色々あるので選定は難しいです。
初めての場所でエギングする場合は、少なくとも4種類のエギをを持って行くことをおすすめします。
頭が良いということは、釣るのが難しいということです。
エギの色や形が、アオリイカに人工物とばれてしまうことがあります。
1度認識されてしまうとその日は釣ることが難しくなります。
エギングをする人が先にいる釣り場は、避けることをおすすめします。
その他にも注意する点としては、音を立てないことや人影を水面に映さないことなどたくさんあります。
自分の経験という知識を持って釣り上げるアオリイカは、最高の高揚感を与えてくれます。
1度この高揚感を味わうと、やめられなくなること間違いなしです。
最後の3つ目に紹介する魅力は、なんといっても美味しいことです。
アオリイカは高級なイカと紹介しましたが、市場で出回っているアオリイカは、多少時間が経っており、もちっとした食感になっています。
自分で釣り上げた鮮度抜群のアオリイカは、コリっとした食感でアオリイカの独特の甘味が堪能できます。
アオリイカ専門の釣り人のことをエギンガーとも言います。
エギングの装備について
エギングに必要な装備をご紹介いたします。
エギングの竿
エギングに必要な竿は、専用品となります。
シーバスロッドなどは、ある程度の柔らかい竿によって魚と戦うことを想定して作られていますが、エギングは、繊細なアタリを感じる必要があるので、竿が硬いのが特徴です。
エギングをするならば是非ともご購入を検討してみてください。
エギングのリール
エギングでは3000番のリールがオススメです。
3000という数字はリールの大きさを示しています。
数字が大きければリールも大型となります。
ティップランエギングでは、PEラインと言われる毛糸を編んだような糸の0.8号を200~300m巻ければ十分になります。
ロッドに合わせてリールを選ぶのが最適です。
エギングの糸
エギングの糸はアタリがわかりやすいPEラインの0.8号がおすすめです。
PEラインは岩などに擦れることに弱いので、ショックリーダーという糸が必要になります。
ショックリーダーはPEラインよりも岩などの擦れに強く、エギの間で使用します。
ショックリーダーの号数は2~2.5号をおすすめします。
エギングの仕掛け
エギングに必要な仕掛けはなんといってもエギです。
エギの重さは10〜60gがありますが、どの重さが適切かは、釣る場所によって変わります。
海の流れが早いところに軽いエギを投入すると、流れていってしまうので、重いエギが必要になります。
その日の風や波によって変更する必要があるので、重さでは3種類程持って行くのがおすすめです。
始めの頃は、エギを岩場に引っ掛けることが多く、なくすリスクがたかいので、あまり高いエギではなく安めのエギを購入することをおすすします。
色違いがセットになっているものが最適です。
まとめ
最後にこの記事を簡単にまとめます。
・エギングはアオリイカを陸からルアーで狙うルアーフィッシング
・竿:エギング専用品
・リール:3000番
・糸(ライン):PEライン・0.8号
・仕掛け:エギ 色違い4種類 重さ違い3種類
以上がエギングについての記事になります。
この記事でエギングの魅力が少しでも伝われば幸いです。